ヨシトシヨウカイヒャッケイ

芳年妖怪百景

悳俊彦 編
月岡芳年

発売日 2001/07/23

判型 B5判   ISBN 978-4-336-04202-6

ページ数 102 頁   

定価 4,400円 (本体価格4,000円)

【内容紹介】

血みどろの絵師として名高い月岡芳年の妖怪画・幽霊画を集大成。妖怪画の古典として名高い「新形三十六怪撰」全図を始めとして70余点を収録。美と残虐と郷愁の芳年ワールド。

【著者紹介】

悳俊彦 (イサオトシヒコ)

1935年東京生まれ。1958年武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)洋画科卒。画家として風景画を描く傍ら浮世絵の研究・コレクションを行い、歌川国芳・芳年などに関する著書多数。

月岡芳年 (ツキオカヨシトシ)

天保10年(1839)~明治25年(1892)。幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師。河鍋暁斎らとともに歌川国芳に師事した。衝撃的な無惨絵の描き手として知られ、「血まみれ芳年」の名でも呼ばれる。維新直前に落合芳幾と競作で歌舞伎の残酷場面を集めた『英名二十八衆句』を描く。一連の血なまぐさい作品のなかでも、殊に凄まじいものである。その他の画題にも晩年に至るまで多彩な技を発揮し、意欲的に新時代の趣向を取り入れ、数多くの弟子を育成した。