各界著名人による各界著名人による私が選ぶ国書刊行会の3冊

作家/ミステリ作家有栖川有栖

『世界ミステリ作家事典 本格派篇』

森英俊 編著

九〇年代にヴィンテージ・ミステリの逸品を並べた《世界探偵小説全集》の刊行が始まる。しかも、本格ミステリ愛好家を驚喜させた同全集は、夢の始まりにすぎなかった。「まさかあれは市販されないでしょう」「さすがにあの本は難しいかな」「今になってあれが出るなんて期待もしていない」という本(前掲の三冊)も魔法のごとく出版されて、わが家の書棚に並んでいる。

『エラリー・クイーン 創作の秘密 往復書簡1947-1950年』

ジョゼフ・グッドリッチ 編 飯城勇三 訳 

九〇年代にヴィンテージ・ミステリの逸品を並べた《世界探偵小説全集》の刊行が始まる。しかも、本格ミステリ愛好家を驚喜させた同全集は、夢の始まりにすぎなかった。「まさかあれは市販されないでしょう」「さすがにあの本は難しいかな」「今になってあれが出るなんて期待もしていない」という本(前掲の三冊)も魔法のごとく出版されて、わが家の書棚に並んでいる。

『「探偵小説」の考古学 セレンディップの三人の王子たちからシャーロック・ホームズまで』

レジス・メサック 著 石橋正孝 監訳 池田潤/佐々木匠/白鳥光/槙野佳奈子/山本佳生 訳

九〇年代にヴィンテージ・ミステリの逸品を並べた《世界探偵小説全集》の刊行が始まる。しかも、本格ミステリ愛好家を驚喜させた同全集は、夢の始まりにすぎなかった。「まさかあれは市販されないでしょう」「さすがにあの本は難しいかな」「今になってあれが出るなんて期待もしていない」という本(前掲の三冊)も魔法のごとく出版されて、わが家の書棚に並んでいる。