コラムニスト山崎まどか
『第二の銃声』(世界探偵小説全集2)
アントニイ・バークリー 著 西崎憲 訳
社会人になってからは《世界探偵小説全集》のラインナップにときめいたものです。中でも衝撃を受けたのがアントニイ・バークリーの『第二の銃声』で、タイトルも含めてそういう意味か! ラストに大興奮した覚えがあります。あれはまだ読んでいない人がうらやましいミステリの筆頭です。
『編集室の床に落ちた顔』(世界探偵小説全集14)
キャメロン・マケイブ 著 熊井ひろ美 訳
社会人になってからは《世界探偵小説全集》のラインナップにときめいたものです。(……)『編集室の床に落ちた顔』もタイトルの表すところを含めて好きだった一冊。
『人形つくり』(ドーキー・アーカイヴ)
サーバン 著 館野浩美 訳 若島正/横山茂雄 監修
今は《ドーキー・アーカイヴ》で刊行されるものをひたすら楽しみにしているので、その中で決して自力では辿り着けそうにない一冊を選びました。耽美で危険で、かつ絶妙に俗っぽいところが堪らなく好きです。